TEL.0244-63-2700
FAX.0244-63-2701

福島県相馬郡新地町駅前2丁目10番地
JR常磐線 新地駅東口

2025年3月2日

映画「ヒポクラテスたち」の思い出

映画「ヒポクラテスたち」は、自身も医学部出身で医師でもあった大森一樹氏が、自身が卒業した京都の医科大学を舞台に監督作成した、1980年公開の青春群像劇です。

私が大学に入学したのは1988年でしたので、時代は少し後になりますが、レンタルビデオなどで繰り返し観て、医学生たちの日常や葛藤をリアルに描いた作風に、強く共鳴した記憶があります。今でも時折見返してしまうほど、思い入れのある映画で、研修医時代も医局で鑑賞したりしていました。医学生ならではのあるあるネタが満載で、思わず笑ってしまうシーンが随所にちりばめられたエンターテイメント性の一方で、人工中絶、医療過誤、学生運動、精神疾患への偏見など、医療現場の現実や社会問題に鋭く切り込んだストーリーも秀逸です。

その大森一樹氏が2022年に70歳で亡くなられ、とても残念な思いでしたが、監督は生前に、原作「ヒポクラテスたち」の第2作として、幕末・明治初期を舞台とした映画を構想していたそうです。大森監督の映画としての作成は叶いませんでしたが、監督の出身大学の記念映画として、クラウドファンディングを経て、この度、「幕末ヒポクラテスたち」の作成が再開される旨のニュースがありました。

2026年初夏に全国ロードショーが計画されているとのことで、今から楽しみにしています。